ドタバタパーツリスト。

9月の初めに納品したパーツカタログ(パーツリスト)。


発注時に内容を良くチェックして見積もらなかったのが悪かったのですが、描き始めて問題多発!

3Dデータもリストも2DCADデータも、何なら実機の確認もできますという条件だったのですが...。

まず3Dデータを開いてみたら、3Dの部品データにはリストとリンクできるような情報を含めるのが常識なのだと思うのですが、これがリンクできないんです。

つまり、3Dデータの部品を見ても部品名称が判らないので、部品リストチェック&パーツリスト用リスト作成ができないんです。


仕方が無いので、とりあえず3Dデータをばらしてテクニカルイラスト化のみを行います。

その後、出来たテクニカルイラストの部品形状と2DCADデータとつき合わせ確認して、部品名称と図面番号を明確にする。

そこから新しいパーツリスト用リストを作成するという手順になりました。



次に、3Dデータの形状が変更になっているものがあるというので、話を聞きながら実機を確認して写真撮影。

その写真から、作成済みのテクニカルイラストを修正。


実機を確認してみたら、3Dデータの中に無い部品が多数あることも判明。

2DCADデータの中に組図があったので作成しているパーツリストとつき合わせ、足りない部品を2DCADデータの部品図を探してテクニカルイラスト作成。

こういう作業を繰り返して...。


何とか納品完了。




しかし問題なのが、このメーカーさんは締結部品(ボルト・ナット・ワッシャー等)もイラスト化するんです。

メーカーさんによってはボルト等は要らないという事もあるんですが...。

しかしボルト等はネジの呼び(M5とかM8とかの値)と長さが同じでも同一部品かどうか判断できない...ボルトメーカーが違うとかありそうで...。

また全ネジかそうでないか、組込みボルト(スプリングワッシャー・プレーンワッシャ・ボルトがセットになってバラけないもの)なのかバラバラなのか等も判らない。

つまり正確なパーツリスト用の新しいリストが作れないんです。


それなので、とりあえず納品して先方にチェックをお願いすることで了解を得ました。


もちろん後程修正が飛んでくるでしょう。

結構大き目の機械なので部品点数もあるんです。


まだまだです。


では。


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2019年09月08日