これ、どうやって描きます?

弁理士さんや技術の方々、クライアントさんからこんな図面描いてくださいと...ああ、かなり面倒!

こんな感じですが...。

特許図面の描き方1


皆さんならどうします?

こんな感じの図面は、”特許図面研究会”でご披露したものです...皆さんがどう思っていたかは判りませんが、参加者の中から「知らなかった!」というお声も聞かれました...。

なんで、とりあえず...私ならこうします...ご覧ください。

基準が必要なのでCtri + Rでガイドの縦横のメモリを出し、クリック&ドラッグで以下の位置にガイドを引きます。

特許図面の描き方2


ここに円を描きます。

Lキー(楕円ツール)で左の縦線をクリックし、Shiftキーを押しながらドラッグ...右の縦線上で離します。

特許図面の描き方3

 

同様に内側の円も2つ描きます。

特許図面の描き方4


2つの円を真上にドラッグした後、ウインドウ → 整列を表示させ、”垂直方向中央に整列”をクリックして中心を合わせます。

特許図面の描き方5


表示 → ガイド → ガイドを消去で一旦ガイドを消去します。

特許図面の描き方6


次にガイドを下図の位置に作ります。ガイドの出し方は先ほどと同じです。

特許図面の描き方7


小さな楕円の両端のガイドに合わせて円を描きます。

特許図面の描き方8

 

この円の中心をドラッグして、真ん中の円と交差する所に移動させます。

特許図面の描き方9


下の画像と一致する位置(先ほどのガイドと円の交点)に2本の線を引きます。

特許図面の描き方10


ガイドを消去します。

特許図面の描き方11


直線2本を選択ツールで選択し、Ctrl + Jで結合します。

これと小さな円の両方を選択ツールで選択し、パスファインダーの合体をクリックします。

特許図面の描き方12


画像を見るとこの形状が12個ですので回転角度は30度です。

選択ツールで合体した形状を選択し、Rキー(回転ツール)を押し、その後、Altキーを押しながら3つの円の中心をクリックします。

特許図面の描き方13


回転のボックスが出ますので、角度に30を入力してコピーを押します。

特許図面の描き方14


コピーの直後にCtrl + Dを10回連続して押すと以下のようになります。

特許図面の描き方15


コピーしたもの全てと小さい円を選択し、パスファインダーの合体をクリックします。

特許図面の描き方16


すると以下のようになります。

特許図面の描き方17


内側の円を削除し、大きい円の下のアンカーポイントが画像の同じ位置になるようにドラッグします。

特許図面の描き方18


画像以外全てを選択し、上のアンカーポイントを選択ツールでドラッグして画像に合わせます。

特許図面の描き方19


ピタリ合わせると以下のようになります。

特許図面の描き方20


あとは不足している縦線などを描けば完成です。


ご参考になればと思います。

では。