球を描いてみよう!

今回は、下図の様な部品をテクニカルイラストで描いてみます。

球を描いてみよう01



まず、下の□20(カクニジュウ)を描きます。

今までの多くは正面図がX面でしたが、今回はY面ですのでご注意ください。

また、キューブと球がメインですので、1面図で表現されています。(図面省略のため、t=20で代用しました)

ここまで読み進んできた方なら簡単だと思いますのでキューブの解説は割愛します。

球を描いてみよう02



上面の中央を求めるため、¥キー(直線ツール)で対角線を引きます。

球を描いてみよう03



対角線が選択状態で、属性の”中心線を表示”をクリックします。

テクニカルイラストで球を描いてみよう04



すると、下図の様に中心線中央に中心が表示されるようになります。

球を描いてみよう05



上の球の中心まで30mmですので、まず直径10mmの35°楕円を対角線の中心に配置します。

テクニカルイラストで球を描いてみよう06



次に、楕円を150%に拡大コピーします。

球を描いてみよう07




直径10mmの楕円を30mm、90度方向へ移動させます。

球を描いてみよう08



上の楕円は直径5mmですので、コピーした10mm楕円を50%に縮小します。

また、不要ですので対角線を削除します。

テクニカルイラストで球を描いてみよう09



2つの楕円で”共通接線”を実行します。

球を描いてみよう10



不要な接線を削除します。

テクニカルイラストで球を描いてみよう11




上の楕円の中心に合わせて、直径12mmの球を配置します。

以前書きましたが、球もまた122%に拡大して使用します。

テクニカルイラストで球を描いてみよう12


テクニカルイラストで球を描いてみよう13



122%に拡大したと言うことは、中心に直径12mmの楕円がピッタリ入るはずです。

以下の様な感じです。

テクニカルイラストで球を描いてみよう14



不要部分を削除します。

テクニカルイラストで球を描いてみよう15



立方体は奥側の球のための対角線を描くので残しています。

テクニカルイラストで球を描いてみよう16



立方体の対角線の中心ですので、手前の稜線に重なりますね。

その交点から23.5mmの補助線を描きます。

テクニカルイラストで球を描いてみよう17



この先端に直径18mmの球を配置します。

テクニカルイラストで球を描いてみよう18



再度対角線を稜線の交点から15mmの補助線を引きます。

テクニカルイラストで球を描いてみよう19



この先端に直径6mmの35°楕円を配置します。

テクニカルイラストで球を描いてみよう20



楕円の長軸側のアンカーポイントから210°方向へ円柱の稜線を描きます。

テクニカルイラストで球を描いてみよう21



不要部分を削除して完成です。

テクニカルイラストで球を描いてみよう



いかがでしょうか。

球も122%拡大することを忘れないようにしてください。

では。