ハイライトについて

”ハイライト“という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

タバコの銘柄の事ではありませんよ...テクニカルイラストレーションにおけるハイライトです。

描いたイラストに光が当たって、線が少し飛んだように切って表現する方法です。

以下が一つの例です。



一応、「光は書いている人の右後方上45度の方向から当たっているように」と書かれている書籍を読んだことがありますが、まあ実際にはテクニカルイラストレーターの皆さんはあまり意識して書いているようには見えません。

ただ何でもいいという事は無いので、一応ある程度のルールーは存在しているようです。

例えば先程の例で、ハイライトは長手方向の部分にのみ入れます。以下の様な事はありません。



また、長いものでも1~2個所程度で、切れ切れにしません。破線の様でかくれ線かと勘違いされても困りますから...。




決して外形線にはハイライトは入れません。形がわからなくなってしまいますよね。

ですので、球にはハイライトを入れることはありません。




円柱状の物は以下の様になります。



段差がある物は方向を合わせます。



階段のような物に入れる時は、以下の様に考えるのが普通です。



何かのお役に立てば...。