カメラの様な形状_その3

【第3回】

それでは、前回の続きからです。

図面は以下です。



まず、ちょっと書き漏らした部分、背面のファインダーの所に手前側から回り込んでいるボディー部分です。

後のファインダー位置を求めるため、10mm楕円を41mm/30°方向にコピー、さらに24mm/90°に移動します。



3mm/30°に移動し、320%に拡大します。



今書いた楕円の所まで回り込み線を追記します。



丸みがR2.5ですので5mm楕円を当ててみます。



丸み部分がかろうじて出て来ますので成形します。



奥側のシャッターのある側はカメラレンズで見えなくなる部分もあるかと思いますので、続いてはレンズ部分を描きます。

せっかく書いても結局見えなくて消すのはもったいないですよね。

レンズ部分は楕円をコピーして拡大しながら書いていくだけですので、説明もある程度省きます。



レンズの先端側の外周楕円弧を14mm/30°にコピーします



コピーした楕円弧は長軸で切断した半楕円ではないので、下図のようにアンカーポイント2個所を選択して削除します。





出来た半楕円の2つのアンカーポイントを2点としてリフレクトコピーして楕円を成形します。



半楕円2つを選択ツールで選択し、Ctrl + jキーを押してジョイントします。



すると、1つの楕円に戻り中心が現れます。

この中心から25mm/330°方向に直線を引きます。



直線の先端に20mm楕円を配置します。



2つの楕円で成形します。



3mm/30°方向にコピーして完成させます。



中心線を41mm/30°にコピーし、その交点から50+7.5mm/150°に直線を引きます。



先端から22+5mm/90°に直線を引き、その先端から330°方向に直線を引きます。



その線を28mm/210°にコピーし、繋いで上面を作ります。



奥のR7.5を15mm楕円で作成します。



奥のX軸線を8mm/330°にコピーし、その線とY軸線の交点に16mm楕円を置きます。



その楕円を下方に5mm・2mm連続コピーします。



上の楕円で上面を成形します。



下の楕円の位置でシャッターを作ります。

10mm楕円を置き、上に4mm・2mmコピーし、最後の楕円を60%に縮小します。



稜線を描いてシャッターを完成させます。



上の16mm楕円の中心に10mm楕円を置き、240%に拡大した後に穴部を完成させます。



付け根のR5で丸みを付けます。



奥側の稜線を引きます。一番奥のR7.5の丸みは見えて来ません。



上の円柱状の部品位置は、奥の縦の中心線を37mm/150°にコピーし、上面の線との交点から12mm/210°に直線を引いて求めます。



円柱の直径は15mm、高さが4mm、スリット幅は4mm、スリットの深さは2mmです。



不要部分を削除して完成です。



ラインウェイトとハイライトを付けると以下の感じです。





では。

 

 

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